アジア株 上海株小動き、投資家心理改善で国家隊の出番なくなる GSは成長予想引き上げ
アジア株 上海株小動き、投資家心理改善で国家隊の出番なくなる GSは成長予想引き上げ
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 23454.74(+346.47 +1.50%)
中国上海総合指数 3381.17(+6.30 +0.19%)
台湾加権指数 21730.80(+400.66 +1.88%)
韓国総合株価指数 2639.78(+31.36 +1.20%)
豪ASX200指数 8274.20(+5.21 +0.06%)
インドSENSEX30種 81639.50(+491.28 +0.61%)
アジア株は軒並み上昇、米中進展受け市場に安堵感が広がっている。
トランプ氏は今週末にも習近平国家主席と電話会談する予定だとしており、今後の展開に注目が集まっている。米政権は90日間の協議で進展なければ対中関税再引き上げもあり得るとしているが、中国は主導権を握っているという自信から今後も強硬姿勢を維持するだろう。
ゴールドマンサックスは予想以上の対中関税引き下げを受け、今年の中国経済成長予想を従来の4.0%から4.6%に引き上げた。ただ、関税引き下げは中国経済を押し上げるものの、米中協議の解決は引き続き困難だとしている。
上海株は小動き。予想外の米中協議進展を受け投資家心理が改善していることから、「国家隊」と呼ばれる政府系ファンドの出番がなくなった。景気支援策期待も後退している。台湾株と香港株は大幅高、ナスダック続伸を受けハイテク関連が総じて上昇。
香港市場でJDドットコムが2.9%高。第1四半期決算の純利益が市場予想を上回ったことが材料視されている。同社はフードデリバリー市場に力を入れており、1日あたり約2000万件の注文を処理していると明かした。

執筆者 : MINKABU PRESS
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