ドル円、148円台での推移が続く=NY為替
その後のドル円は148円台での推移が続いている。先ほど発表のISM非製造業景気指数が予想を上回ったことで、149円台まで買い戻される場面もあったものの、上値を抑えられている。
きょうのドル円は再び下値模索の展開が強まっており、148円台に下落。この日発表の2月のADP雇用統計が予想を大きく下回る内容だったことから、ドル売りが強まっているほか、円高の動きも継続。
トランプ関税と米景気の先行き不安で前日のNY市場では、円への逃避買いから、一時148円台前半まで急落する場面が見られていた。しかし、さすがに急速な下げと、トランプ政権が発動したカナダ、メキシコへの関税の一部軽減のニュースが伝わったことで、東京時間には150円台まで買い戻されていた。
関税については、本日午後にトランプ大統領が何らかの措置を発表すると伝わっているが、自動車など米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)下での規制を準拠している特定の商品を対象に軽減措置を検討しているという。USMCAはトランプ大統領が1期目の任期中に締結した貿易協定。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。