円安がドル円を押し上げ 円ロングの巻き戻しも指摘される=NY為替序盤
きょうから3月相場に入ったがドル円は買い戻しが見られている、ロンドン時間に一時150円を割り込む場面も見られたものの、NY時間にかけて急速に買い戻しが入っている。本日のドルは売られており、円安がドル円を押し上げているようだ。
先週の金曜日に米商品先物協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉報告によると、円の買い越しが約9万6000枚と歴史的な水準まで積み上がっていた。日本の年度末が接近する中、きっかけ次第ではポジションの巻き戻しがいつ強まってもおかくはないとの指摘も出ている。
2月の米株式市場は、トランプ関税への懸念や弱い米経済指標が相まって月後半にかけて売りが強まっていたが、3月相場に入って、その流れが逆流するようであれば、円ロングの急速な解消も有り得るという。金曜日に2月の米雇用統計など、今週は重要指標が発表されるほか、カナダ、メキシコ、中国への関税発動も今週に控えている。
本日は日本時間0時にISM製造業景気指数が発表される。景気判断の50は維持されると見込まれているようだ。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は150.79円に観測されている。
3日(月)
149.00(3.9億ドル)
150.79(4.0億ドル)
5日(水)
151.00(9.7億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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