ロンドン午前は欧州通貨高・円安・ドル安に 欧州株や米株先物堅調＝ロンドン為替

ロンドン午前は欧州通貨高・円安・ドル安に　欧州株や米株先物堅調＝ロンドン為替

　ロンドン午前はユーロやポンドが買われると同時に、円安やドル安の動きが優勢。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、リスク警戒感は後退している。先週末のトランプ＝ゼレンスキー会談が口論の応酬に終始したあと、欧州首脳らがウクライナ支援で結束を確認したことが安ど感を広げているようだ。ただ、ウクライナ情勢がどうなってゆくのか、一段と混迷を深めていることも忘れてはならないだろう。さらに、トランプ関税発動も控えており、リスク警戒の一服も危ういものとみえる。欧州防衛費の増額計画を受けて、ドイツ債利回りが上昇、ユーロ相場を押し上げた面も指摘される。また、ポジティブな材料としてはこの日発表された一連の欧州と英国の製造業ＰＭＩ確報値が上方改定されたことがユーロとポンドの下支えとなって面もあったようだ。

　ユーロドルは1.04台半ばへ、ポンドドルは1.26台半ばへと高値を伸ばしている。ユーロ円は156円台割れとなったあと157円台後半へと上昇。ポンド円は189円台割れまで下落したあと、191円手前へと高値を伸ばしている。ドル円はクロス円とともに振幅。安値を150円台割れに広げたあとは、150円台後半から151円をうかがう水準まで買い戻されている。

USD/JPY　150.94　
EUR/JPY　157.68　GBP/JPY　190.92
EUR/USD　1.0446　GBP/USD　1.2647