アジア株 豪州株「タカ派」利下げで下げ拡大、豪中銀総裁はインフレ勝利宣言まだと市場を牽制
アジア株 豪州株「タカ派」利下げで下げ拡大、豪中銀総裁はインフレ勝利宣言まだと市場を牽制
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 23103.10(+486.87 +2.15%)
中国上海総合指数 3365.51(+9.68 +0.29%)
台湾加権指数 23551.83(+46.50 +0.20%)
韓国総合株価指数 2623.60(+13.18 +0.50%)
豪ASX200指数 8468.70(-68.41 -0.80%)
インドSENSEX30種 75867.38(-129.48 -0.17%)
アジア株はまちまち。
香港株は大幅反発、約4カ月ぶり高値。DeepSeekブームはまだまだ続きそうだ。また、中国政府がテック企業への支援を強化するとの見方も広がっており、アリババ、快手科技、シャオミ、ネットイース、SMIC、バイドゥ、JDドットコム、美団などハイテク関連に買いが集中している。
中国習近平国家主席はアリババ創業者ジャック・マー氏やDeepSeek創業者のリャン・ウェンフォン氏、シャオミ、ファーウェイのCEOらとの会合を開いた。習氏との会合にマー氏が招待されたということは、2020年に始まったテクノロジー業界の取り締まりに終止符が打たれることを意味する。
テンセントホールディングスは3.4%高、3年半ぶり高値をつけている。テンセントのメッセンジャーアプリのウィーチャットがAI機能強化のためDeepSeekを採用する中国テック企業のグループに加わったことが引き続き好感されている。テンセント共同創業者ポニー・マー氏の資産総額は17日時点で569億ドルと中国一の富豪となった。
豪州株は下げ幅を拡大、約1週間ぶり安値をつけている。エネルギーや消費財、資本財、金融が総じて下落。
きょうの豪中銀理事会で約4年ぶりに利下げに踏み切った。豪中銀はインフレ進展を認めるものの今後のさらなる利下げには引き続き慎重としており、早期の追加利下げ期待が後退している。ブロック豪中銀総裁は「インフレ勝利宣言はまだできない、今回の利下げはさらなる引き下げを意味するものではない」と市場を牽制。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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