ロンドン序盤、円安・ドル安の動きで始まる＝ロンドン為替

ロンドン序盤、円安・ドル安の動きで始まる＝ロンドン為替

　ロンドン序盤は円安・ドル安の動きが優勢に始まっている。ドル円は東京市場で反発した流れを受けて151.89近辺に高値を伸ばしている。赤沢再生相が「経済学的にインフレの状態で日銀と齟齬ない」とした一方で、「デフレに戻る見込みがないとは言えず、デフレ脱却に至っていない」と前回の発言からトーンダウンしたことに市場が円売りで反応した。

　ロンドン時間に入るとユーロドルやポンドドルなどドルストレートでドル売りが入っている。ユーロドルは1.0373近辺を安値に、1.0396近辺まで上昇、ポンドドルは1.2420近辺を安値に1.2450近辺まで上昇している。

　クロス円は一段と円売りが広がっており、ユーロ円は157.81近辺、ポンド円は189.02近辺に高値を更新。東京午前の円高の動きから円安方向への動きを強めている。

　欧州株や米株先物・時間外取引は売買が交錯し、比較的小動きで取引を開始している。このあとには米雇用統計発表を控えており、ロンドン・欧州勢は積極的な売買を控えているようだ。

USD/JPY　151.69　
EUR/USD　1.0394　GBP/USD　1.2448
EUR/JPY　157.66　GBP/JPY　188.81