アジア株 中国DeepSeekの出現は香港市場にポジティブ、ChatGPT上回るパフォーマンス叩き出す
アジア株 中国DeepSeekの出現は香港市場にポジティブ、ChatGPT上回るパフォーマンス叩き出す
東京時間13:46現在
香港ハンセン指数 20225.11(+27.34 +0.14%)※短縮取引
中国上海総合指数 3250.60(休場)
台湾加権指数 23525.41(休場)
韓国総合株価指数 2536.80(休場)
豪ASX200指数 8416.80(+7.93 +0.09%)
インドSENSEX30種 75785.00(+418.83 +0.56%)
アジア株は軒並み上昇。トランプ氏が中国に関税課したくないと発言したこと、中国当局による株価安定策が引き続き好感されているほか、中国新興企業のDeepSeekの出現が材料視されている。
香港市場ではきょうもバイドゥや美団、シャオミ、アリババ、快手科技、ネットイース、レノボといったハイテク関連が上昇した。DeepSeekは低コストのAIシステムをリリース、ChatGPTを上回るパフォーマンスを叩き出した。DeepSeekが米テック企業の脅威になるとの見方からきのうの米株式市場ではエヌビディアなどハイテク関連が大幅下落した。ただ、中国と香港にとってはポジティブだ。
そのほか中国春節大型連休の消費拡大期待から周大福珠宝集団や李寧、サンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなど消費者サービス関連の一角も上昇した。一方、トランプの「医薬品や鉄鋼、銅、アルミニウムにも関税を課す」発言を受け、医療品や素材関連は軒並み下落した。
豪州株は小幅高、中国が休場となるため材料難で小動き。また、トランプ関税やあすの豪消費者物価指数への警戒感から積極的な売買は手控えられている。
インド株は反発。モディ首相とトランプ米大統領が来月にも会談する可能性があり、米国とインドの関係改善への期待感が広がっている。トランプはメキシコやカナダだけでなくインドにも関税を課すと警告している。
春節(旧正月)で中国市場は2月4日まで休場。香港はきょう短縮取引だった、あすから31日まで休場となる。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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