東京株式(前引け)=続伸、NYダウ最高値受け一時4万3000円台回復
25日前引けの日経平均株価は前営業日比289円04銭高の4万2922円33銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は10億426万株、売買代金概算は2兆2538億円。値上がり銘柄数は885、対して値下がり銘柄数は668、変わらずは66銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウが約8カ月半ぶりに史上最高値に買われことなどを受け、広範囲に買いが広がった。日経平均は朝方に4万3000円台を回復する場面もあったが、その後は戻り売り圧力も表面化し上げ幅を縮小している。前週末のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演は利下げに前向きともとれる発言で、米株市場では米長期金利の低下を追い風にリスク選好ムードのなか株価に浮揚力が働いた。東京市場でもこの流れを引き継ぐ格好となった。外国為替市場ではドル・円相場が前週末と比較して円高水準で推移していることもあって、買い一巡後はやや上値の重さが意識される状況にある。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップとなるなか続伸、ディスコ<6146>が買われたほか、古河電気工業<5801>も物色人気を集めた。ソシオネクスト<6526>が堅調、リクルートホールディングス<6098>の上げ足も目立っている。アステリア<3853>がストップ高となり、芝浦機械<6104>、タツモ<6266>などが値を飛ばした。TOTO<5332>も高い。半面、サンリオ<8136>が利食われ、良品計画<7453>も軟調。イオン<8267>も売りに押された。宝ホールディングス<2531>が大きく水準を切り下げ、テルモ<4543>の下げも目立った。gumi<3903>、北海道電力<9509>も安い。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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