米10年債利回り低下 中国の新興AIのニュースでリスク回避の雰囲気が広がる=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:30)(日本時間06:30)
米2年債 4.193(-0.073)
米10年債 4.530(-0.091)
米30年債 4.768(-0.077)
期待インフレ率 2.401(-0.018)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。この日はリスク回避の雰囲気が広がり、利回りも低下した。中国の新興AI企業であるディープシーク社が先週、オープンAIの技術と競合を可能にする最新のAIモデルを発表。同モデルは先端半導体を搭載しなくても実行可能で、コスト効率が良いとの観測が広がっている。これはエヌビディア<NVDA>を含む米国のIT・ハイテク企業の優位性に疑念を高めた。
この日は2年債と5年債の入札が実施されたものの、反応は一時的に留まっている。
2-10年債の利回り格差は+34(前営業日:+35)とイールドカーブはほぼ変わらず。
*米2年債入札結果
最高落札利回り 4.211%(WI:4.210%)
応札倍率 2.66倍(前回:2.73倍)
*米5年債入札結果
最高落札利回り 4.330%(WI:4.336%)
応札倍率 2.40倍(前回:2.40倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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