アジア株 インド株0.8%安、トランプ関税に怯える 上海株上値重い、製造業PMI予想外の50割れ
アジア株 インド株0.8%安、トランプ関税に怯える 上海株上値重い、製造業PMI予想外の50割れ
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 20220.28(+154.09 +0.77%)
中国上海総合指数 3262.36(+9.74 +0.30%)
台湾加権指数 23525.41(休場)
韓国総合株価指数 2536.80(休場)
豪ASX200指数 8408.87(休場)
インドSENSEX30種 75588.25(-602.21 -0.81%)
アジア株式市場の大半は休場。豪州市場は建国記念日振替休日で休場。春節で台湾市場は今週いっぱい休場、韓国市場は30日まで休場。中国はあすから4日まで休場となる。
香港株は大幅続伸し約1カ月ぶり高値。バイドゥやアリババ、快手科技、美団、JDドットコムなどハイテク関連が総じて上昇。中国新興企業「DeepSeek」がOpenAIなど他のAIシステムに匹敵するパフォーマンスを持つ大規模言語モデルを先月下旬にリリースしたことが材料視されている。OpenAI、グーグル、メタなどの米企業のAIシステムの数分の1のコストでトレーニングできるという。CNBCは「DeepSeek」が米国のテック企業の脅威になる可能性があると報じている。CNBC報道を受け時間外でナスダックは大幅下落している。
上海株は上値の重い展開。PMIの予想外の50割れを受け先行きに対する不安が広がっている。
きょう発表された中国1月の製造業PMIは予想外の50割れとなった。1月は春節(旧正月)大型連休を前に活動が縮小し49.1と3カ月ぶりに好不況の分かれ目である50を割り込んだ。非製造業PMIは50.2と50維持も前回から縮小した。また、トランプ氏が中国に関税課したくないと発言したが気まぐれなトランプのことだ。投資家は中国株への投資を控えている。
インド株は0.81%安、昨年6月以来の安値をつけている。コロンビア関税を受け世界的な貿易戦争への警戒感が高まっている。
トランプ氏は不法移民を巡りコロンビアに関税を課すと表明。その後コロンビア側が移民送還に関して合意したことから米国側はコロンビアに対する関税と制裁を延期すると発表した。米国はメキシコ、カナダ、ロシア、欧州のほか、インドにも関税を警告していることから、今回のコロンビアの件を受けインド市場にもトランプ関税の警戒感が広がっている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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