アジア株 香港株は大幅続伸、ハイテク株に買い 中国DeepSeekがChatGPT上回るパフォーマンス叩き出す
アジア株 香港株は大幅続伸、ハイテク株に買い 中国DeepSeekがChatGPT上回るパフォーマンス叩き出す
東京時間11:10現在
香港ハンセン指数 20262.66(+196.47 +0.98%)
中国上海総合指数 3271.58(+18.96 +0.58%)
台湾加権指数 23525.41(休場)
韓国総合株価指数 2536.80(休場)
豪ASX200指数 8408.87(休場)
アジア株式市場の大半は休場。豪州市場は建国記念日振替休日で休場。春節で台湾市場は今週いっぱい休場、韓国市場は30日まで休場。
香港株は大幅続伸、約1カ月ぶり高値をつけている。バイドゥやアリババ、快手科技、美団、JDドットコム、テンセントホールディングス、ネットイース、シャオミ、レノボなどハイテク関連が総じて上昇。
トランプ米大統領が不法移民を巡りコロンビアに対し25%関税を発表、さらに1週間以内に50%に引き上げる方針も示した。これを受け世界的な貿易戦争への警戒感が高まっている。ただ、中国と香港株式市場は上昇している。トランプ氏が中国に関税課したくないと発言したことで安堵感が広がっているほか、中国当局による株価安定策が引き続き好感されている。
さらに、中国新興企業「DeepSeek」がOpenAIなど他のAIシステムに匹敵するパフォーマンスを持つ大規模言語モデル(LLM)を先月下旬にリリースしたこともポジティブ材料。OpenAI、グーグル、メタなどの米企業のAIシステムの数分の1のコストでトレーニングできるという。CNBCは「DeepSeek」が米国のテック企業の脅威になる可能性があると報じている。
きょう発表された中国1月の製造業PMIは予想外の50割れとなった。1月は春節(旧正月)大型連休を前に活動が縮小し49.1と3カ月ぶりに好不況の分かれ目である50を割り込んだ。非製造業PMIは50.2と50維持も前回から縮小した。一方、工業企業利益は前年比+11.0%と5ヵ月ぶりに増加に転じた。年初来では-3.3%と前回からマイナス幅が縮小、改善した。
執筆者 : MINKABU PRESS
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