【新興国通貨】初日の関税発動見送りを好感し、一気にペソ高=メキシコペソ
【新興国通貨】初日の関税発動見送りを好感し、一気にペソ高=メキシコペソ
メキシコとカナダに対する25%関税が警戒される中、昨日就任式を迎えたトランプ大統領が就任初日の関税発動を見送ったことを受けて、一気にドル安ペソ高となっている。ドルメキシコペソは就任式前に1ドル=20.90ペソ近くを付けていたが、就任演説前に米メディアで初日の関税発動見送りが報じられたことで一気にドル売りとなり20.40台を付けた。その後20.70台まで戻す場面も、直近20.40台での推移と、ペソ高傾向が継続。
メキシコのシェインバウム政権は、移民問題について米国と譲歩する姿勢を示しており、先月はメキシコから米国への不法出国の取り締まりを強化、米国から送還された非メキシコ市民の受け入れについても可能性を排除しておらず、交渉が行われた場合、関税回避への余地があるとの期待が広がっている。
対円でもペソ高が優勢。ドル主導であるがドル円でのドル安よりもドルペソでのドル安ペソ高の勢いが勝り、ペソ買い円売りとなっている。
USDMXN 20.489 MXNJPY 7.563
執筆者 : MINKABU PRESS
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