米大手証券のストラテジスト、ドルの見通しを上方修正=NY為替
米大手証券のストラテジストはトランプ次期大統領下で、利下げペースを遅らせる可能性のある高関税の導入や、米経済の堅調さを理由に、ドルの見通しを上方修正した。
新たな関税の実施と良好に推移する米経済により、今後1年でドルは約5%上昇するとの見通しを示している。上方修正をしてもなお、リスクはドル高方向に見ているという。
同ストラテジストによるドルの上方修正は約2カ月ぶりで2度目。背景には米国の堅調な成長と、トランプ次期大統領が計画している関税導入がある。これらはインフレを押し上げ、FRBの金融緩和政策を逸脱させるなどのリスクがあるとしている。
ヘッジファンドを含む投資家はドルに対して強気の見方をしている。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ドルのポジショニングは2019年1月以降で最も強気となっている。
USD/JPY 157.48 EUR/USD 1.0198 GBP/USD 1.2145
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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