ドル円、堅調な展開続く 157円台後半=NY為替序盤
ドル円は堅調な展開が続いており、157円台後半に上昇している。クリスマス休暇明けではあるが、欧州勢は休みの中、市場は年末に向けたポジション調整が中心といった雰囲気ではある。
注目されていた前日の植田総裁の講演も、春闘の状況確認、1月20日に就任するトランプ次期米大統領の経済政策の影響を見極める必要性を指摘していた。先日の日銀決定会合後のハト派的な雰囲気を踏襲しており、円安のフォローとなっている。
ドル円の上値に強気になっている背景には、日米金利差の縮小により長い時間がかかるとの見方が広がっている点がある。一部のファンド勢は160-165円のレンジへの円安も想定し始めているようだ。
ドル円は上げが一服しているものの、下げる気配はなく、直近高値圏での推移が続いている。チャート的にはもう一段の上値追いの可能性を高める動きではあるが、160円に近づくにつれて売り圧力も強まりそうだ。もう一段の材料が必要かもしれない。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
26日(木)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。