ユーロ、この1年で最も過小評価 米大手銀調査=NY為替
NY時間の終盤に入ってユーロドルは方向感に乏しい展開が続いているものの上値の重い展開に変わりはなく、1.04ドル台での推移となっている。FRBや英中銀が利下げに慎重になる中、ECBだけは先行き不透明感から来年の利下げ継続への期待が強まっている。
そのユーロだが、米大手銀の調査ではこの1年で最も過小評価されている通貨であることが判明した。12月に実施したグローバル・ファンド・マネージャー調査によると、投資家はユーロをこの1年で最も過小評価されていると見ていることが明らかになったとしている。
今月の調査では、ユーロを過小評価していると考える投資家は12%で、11月の8%から増加。ユーロはECBが経済見通しの弱さとトランプ次期大統領の関税政策を踏まえ、他国よりも積極的な利下げを行うのではないかとの市場の予想から、圧力を受け続けている。
EUR/USD 1.0489 EUR/JPY 160.85 EUR/GBP 0.8251
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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