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米CPI待ちとなるなかで波乱の展開、円売りに人民元売り ドル円152円台後半=ロンドン為替概況

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米CPI待ちとなるなかで波乱の展開、円売りに人民元売り ドル円152円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、波乱の展開となっている。米消費者物価の発表待ちとなるなかで、人民元売りに続いて円売りが強まっている。朝方には「中国当局、2025年の人民元安容認を検討、トランプ関税にらむ 関係筋」との報道で、人民元安・ドル高が強まり、ユーロドルなどにもドル買いの動きが広がった。ユーロドルは1.05台前半から1.04台後半へと下落。ドル円はややリスク警戒の円買いが出たものの比較的値動きは限定的だった。続いて日銀関係者報道が円相場を乱高下させた。「一部政策委員は12月会合で利上げ提案あれば反対しない見通し」「追加利上げは時間の問題になりつつあると日銀は考えている」としたことでドル円は151円台半ばから151.02近辺まで急落。しかし、「円安の物価押し上げリスクは相対的に薄れていると日銀は判断」「日銀、今月利上げ見送りでも物価加速リスク大きくないと認識」と伝わると一気に152円台乗せへと買われた。その後も円安の動きが続いており152.80付近まで高値を伸ばした。クロス円も乱高下。ユーロ円は159円台割れから160円台乗せへ、ポンド円は192円台半ばに下落後、194円台半ばへと急反発した。米消費者物価指数発表待ちとなるなかで、市場は虚を突かれた格好になっている。

 ドル円は152円台後半での取引。東京市場では152円付近から151円台後半で、やや上値重く揉み合った。しかし、ロンドン序盤に波乱の展開となった。日銀関係者の報道で当初は円買いに反応、151.02近辺まで急落。しかし、その後の報道で一気に円売りが強まり152円台乗せとなった。その後も円売り圧力が続き、高値を152.79近辺まで伸ばしている。「一部の政策委員が12月会合での利上げ提案に反対しない見通し」などと報じられて円買いも、「日銀、今月利上げ見送りでも物価加速リスク大きくないと認識」などとしたことが円売りにつながった。

 ユーロドルは1.05付近での取引。東京午前の1.0539近辺を高値に、足元では1.0487近辺まで軟化している。「中国当局、2025年の人民元安容認を検討、トランプ関税にらむ 関係筋」との報道で人民元売り・ドル買いが強まり、市場全般にドル買い圧力を広げたことが背景。ユーロ円は円相場主導で乱高下。158.67近辺まで急落後も、160.39近辺まで高値を伸ばした。対ポンドではややユーロ買いの動き。明日のECB理事会発表を控えて、ユーロ独自の値動きはみられていない。

 ポンドドルは1.27台前半での取引。東京午前の1.2782近辺を高値に、ロンドン朝方からは売りに押されている。足元では1.2713近辺まで安値を広げた。ポンド円はドル円とともに乱高下。一時192.55近辺まで急落も、その後は1194.50近辺まで急反発している。ユーロポンドは0.8235-0.8251レンジでの揉み合い。一時年初来安値を更新も、ポンド買いは続かなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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