ユーロドル、ユーロ圏の先行き不透明感から1.01ドルまで下落との見方=NY為替
きょうの為替市場は方向感に乏しい展開の中、ユーロドルは買い戻しが出ている。しかし、上値が重い雰囲気に変化はなく、1.05ドル台での取引が続いている状況。1.05ドル台は維持しているものの積極的に買い戻しを試す気配まではない。
ユーロ圏の先行き不透明感から、ユーロドルは1.01ドルまで下落するとの見方が出ている。トランプ氏が提案する貿易関税がユーロ圏経済に大きな影響を与え、ユーロドルは最近の下落をさらに拡大する可能性があるという。
労働市場のひっ迫以外、ユーロ圏の成長の原動力が限られていることを踏まえると、ファンダメンタルズの観点からもユーロに対して楽観的にはなれないと述べている。欧州全体で経済政策への不透明感が高まっており、市場ではユーロ圏と米国の金融政策のさらなるかい離が織り込まれる可能性もあり、ECBはFRBよりも大幅な利下げを行うことが予想され、ユーロドルは2025年第2四半期には現在の1.05ドル台から1.01ドルまで下落すると見ているようだ。
EUR/USD 1.0569 EUR/JPY 163.63 EUR/GBP 0.8366
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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