【本日の見通し】ドル高基調継続、高値警戒感も流れ続く

【本日の見通し】ドル高基調継続、高値警戒感も流れ続く
　　　
　ドル円は一時150円89銭まで上値を伸ばした。その後も高値圏推移。高値警戒感が出ているものの、ドル全般の買いが出ており、流れが継続。米大幅利下げ期待後退によるドル買いの流れが続いている。来月11月のFOMCについては据え置きの期待も出てきており、ドル買いが入りやすい地合いとなっている。
　米大統領選でトランプ氏が優勢との報道もドルの支え。全米規模の世論調査の各社平均ではハリス氏がリードを維持も、差が縮まっている、また勝敗のカギを握る激戦州7州ではいずれもトランプ氏がリードしており、トランプ氏優勢が報じられている。また上院で共和党が51議席確保の勢い。下院は混戦も若干ながら共和党が優勢と見られ、大統領、上下両院いずれも共和党が取る可能性がある。この場合、保護主義の台頭、物価高などからドル買いが見込まれている。
　　　
　ドル円は150円台前半がしっかりになると。151円トライの流れか。
　　　
　ユーロドルは1.0811まで一時下げてきた。先週末は1.08台後半まで買い戻しが入ったが、ユーロ安ドル高の流れに復している。1.08割れトライもありそう。
　　　
　ユーロ円はドル円の上昇を支えに163円台を付けてきた。対ドルでのユーロ売りが出ている分、勢いには欠けるが、この後もしっかりとした動きが見込まれる。
　　　
MINKABU PRESS 山岡和雅