【今週の注目材料】日米英いずれも据え置き見込み 日銀の注目は国債買入れ方針=日銀金融政策決定会合
【今週の注目材料】日米英いずれも据え置き見込み 日銀の注目は国債買入れ方針=日銀金融政策決定会合
17日に日銀金融政策決定会合、18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、19日に英中銀金融政策会合(MPC)の結果が公表されます。いずれも政策金利は据え置き見込みとなっています。今回は日本銀行
今年の1月24日に政策金利を0.50%まで引き上げた日本銀行は、3月19日、5月1日と据え置きを決定。今回も据え置きがほぼ確実となっています。今回の注目材料は国債買入れ減額方針についての議論となります。日銀は2024年7月に決定した方針に基づいて2026年3月までの国債買入れ減額を決定しています。現状では原則四半期ごとに4000億円程度となっています。今回はこの計画の中間評価を行い、2026年4月以降の買い入れ方針を発表する予定となっています。来年4月以降に関しては買入れ減額のペースを2000億円程度に緩めるとの見通しが広がっています。減額幅については3000億円程度までにとどめるとの見方もあり、見方に少し揺れが見られますが、これまでの報道などをみる限り2000億程度となる可能性が高そうです。
もう一つの注目材料である植田総裁の会見については、3日の内外情勢調査会での講演でも見られた「中心的な見方に沿って、基調的な物価上昇率が2%に向けて高まっていくという姿が実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」との従来姿勢を踏襲するとみられます。
波乱要素は少なく、相場への影響は限定的に留まるとみています。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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