ドル円、148円台まで上げ拡大 想定外に強い米雇用統計を受けて=NY為替序盤
きょうのドル円はNY時間に入って買いが強まっており、148円台まで上げ幅を拡大している。先ほど発表の9月の米雇用統計が想定外に強い内容となったことを受けて、FRBの大幅利下げ期待が後退。短期金融市場では11月のFOMCでの大幅利下げの確率を10%程度までさらに低下させている。
非農業部門雇用者数(NFP)は25.4万人増と予想を大きく上回り、基準の20万人を上回ったほか、失業率も4.1%に低下している。また、平均時給は前年比4.0%と予想を上回っており、力強い米労働市場を示した。
市場では、中東情勢の緊迫化を受けてリスク回避のドル買いの流れが出ている。そのような中で本日の米雇用統計はその流れをさらに後押しする内容となっている。
ドル円は完全にリバウンド相場を形成しているが、目先は心理的節目の150円を回復し、200日線が控える151円まで到達するか注目される。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
4日(金)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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