英中銀の後追い姿勢がしばらくポンドをサポート=NY為替
きょうの市場はリスク回避的な雰囲気が広がり、為替市場はドル買いが優勢となる中、ポンドドルも戻り売りに押されており、1.32ドル台に下落している。本日は1.3225ドル付近に21日線が来ており、目先の下値メドとして意識される。
きょうは下げているとはいえ、今年のポンドはG10通貨の中で最高のパフォーマンスを見せている。9月に英中銀は金利を据え置いているが、FRBやECBは利下げを決定し、年内残りの2回の会合でも利下げが有力視されている。一方、英中銀は11月の利下げは有力視されているものの、12月については未知数で短期金融市場では半分の確率でしか織り込めていない状況。
いずれは他の中銀と歩調を合わせる可能性が高いと見られているものの、しばらく英中銀の利下げは後追いになり、それがポンドを支えると見られている。
GBP/USD 1.3264 GBP/JPY 190.33 EUR/GBP 0.8337
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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