ドル円、一時145円台を回復も滞空時間は短い=NY為替序盤
きょうのドル円は一旦145円台を回復したものの滞空時間は約1時間と短く、144円台に押し戻されている。一時144円台前半まで伸び悩んだものの、先ほど発表の米新規失業保険申請件数が米雇用市場の底堅さを示したことから144円台半ばに買い戻される展開。
ドル円にはリバウンド相場の流れが示現し、FOMC後のレンジ相場の上限である144.50円を突破して来ている。ただ、本日これまでの動きを見た限りにおいては、なお上値には慎重なようだ。
市場はFRBの大幅利下げへの期待が強く、短期金融市場では11月FOMCでの大幅利下げの確率を55%で織り込んでいる。0.25%の通常利下げよりも確率が高い。ただ、FOMC委員からの発言は段階的な利下げを強調している。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は145円に観測されている。
26日(木)
145.00 (13.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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