ドル円、大幅ながらも方向感なく上下動=NY為替序盤
きょうのドル円は海外市場に入って買い戻しが膨らみ、一時144円台半ばまで上昇した。しかし、NY時間に入って戻り売りが優勢となっており144円ちょうど付近に伸び悩んでいる。
先週のFOMCと日銀決定会合以降、ドル円は大幅ながらも方向感なく上下動している。概ね143円から144.50円の間を往復している状況。リバウンド相場の機運が出ているもののトレンド自体は下向きにあり145円台には躊躇している一方で、米経済のソフトランディングへの期待から株式市場も好調に推移しており、再度140円割れを試す雰囲気にはない。
FRBは先週大幅利下げを実施したが、その積極的な行動が米経済にソフトランディングをもたらすと市場は期待している。ただ、その期待を裏付ける次のデータを確認したい雰囲気もある中、市場心理は依然として不安定な状態にあるとの声も聞かれる。そのような中で、ドル円も21日線を挟んで方向感なく上下動しているようだ。本日の21日線は143.40円付近に来ている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
25日(水)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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