英中銀、利下げへの慎重姿勢維持ならポンド高の可能性=NY為替
きょうのポンドドルは買戻しの流れが続いており、1.31ドル台半ばまで買い戻されている。本日は全体的にドル売りが優勢となっており、米株式市場も堅調に推移していることからポンドドルは買い戻しを継続している模様。週後半からの買い戻しで21日線を回復しており、来週以降上昇トレンドに復帰できるか注目される。
来週は英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定されているが、英中銀が追加利下げに対する慎重姿勢を維持すれば、ポンドは買われる可能性があるとの指摘も出ている。なお、英中銀は来週に利下げを行う可能性は低い。
このところの英経済指標の強さから、市場はFRBのような英中銀の積極利下げを織り込めておらず、ポンドドルは底堅い推移を続ける可能性があるという。一方、ECBと英中銀の金融政策、ユーロ圏と英国の成長見通しの相違もポンド高を支える要因と指摘。
ポンドは相対的に割高に見え始めてはいるが、英中銀が追加利下げを強く示唆しない限り、ポンドは対ユーロでの底堅い推移が見込まれるという。
GBP/USD 1.3145 GBP/JPY 184.68 EUR/GBP 0.8435
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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