英中銀、賃金上昇鈍化でも来週に利下げに踏み切る可能性は低い=NY為替
きょうの市場は株安・原油安などリスク回避的な雰囲気が見られる中、ポンドドルは売りが優勢となっており1.3050ドル付近まで一時下落している。本日の21日線が1.3080ドル付近に来ているが、その水準を下回る動きが見られており、下値への警戒感も高まっている。
きょうは英雇用統計が発表になっていたが、賃金上昇に鈍化の兆候が見られていた。しかし、英中銀がそれをもって急いで利下げに踏み切る可能性はないとの指摘も出ている。5-7月の3カ月間の週平均賃金(除く賞与)は5.1%増と、前回の5.4%からは緩和した。
これはインフレが再び抑制されつつあることを示す新たな兆候と受け止められるが、失業率は低下傾向にあることから、英中銀は来週の金融政策委員会(MPC)で連続利下げに踏み切ることはないという。11月の0.25%ポイントの追加利下げを見込んでいるようだ。
GBP/USD 1.3071 GBP/JPY 186.20 EUR/GBP 0.8437
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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