カーニバルが決算受け上昇 予約量が加速＝米国株個別

（NY時間15:26）（日本時間05:26）
カーニバル＜CCL＞　26.85（+1.67　+6.61%）

　クルーズのカーニバル＜CCL＞が上昇。取引開始前に９－１１月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ＥＢＩＴＤＡも予想を上回っている。ガイダンスも公表し、第１四半期の純利益の見通しが予想外の黒字を見込んだ。在庫数が少なかったにもかかわらず、第４四半期の予約量は加速したとしている。

　アナリストからは「同社の最初の２０２５年度のガイダンスは予想を上回るもので、これは出発点に過ぎないと考えている」と述べている。予約に対する同社の前向きなコメントは依然として奨励的で、９月の決算以降、予約量は加速しているという。

（９－１１月・第４四半期）
･１株利益（調整後）：0.14ドル（予想：0.08ドル）
･売上高：59.4億ドル　10％増（予想：58.6億ドル）
･EBITDA（調整後）：12.2億ドル（予想：11.8億ドル）
･利用可能な下段ベッドの日数：2390万日（予想：2394万日）
･乗客クルーズ日数：2460万日（予想：2468万日）
･輸送旅客数：330万人（予想：333万人）
･搭乗率：103％（予想：103％）

（１２－２月・第１四半期見通し）
･純利益（調整後）：約0.1億ドル（予想：-0.27億ドル）
･EBITDA（調整後）：約10.4億ドル（予想：約10.3億ドル）
･利用可能な下段ベッドの日数：2360万日（予想：2322万日）

（通期見通し）
･純利益（調整後）：約23億ドル（予想：約23.6億ドル）
･EBITDA（調整後）：約66億ドル（予想：約66.2億ドル）
･利用可能な下段ベッドの日数：9630万日（予想：9549万日）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美