【本日の見通し】方向性探る展開へ
【本日の見通し】方向性探る展開へ
昨日は内田日銀副総裁発言で日本の早期追加利上げ期待が後退し、円売りが強まった。また、日経平均が大幅安から一気に反転したことで、リスク警戒の円買いも収まり、ドル円はしっかりとなった。
週初めに広がっていた米景気の鈍化警戒によるドル売りも一服、ドル円は海外市場でも一時147円台を付けるなど、ドル高円安となっている。
月曜日の141円台を経て、147円台まで戻し、この後は次の方向性を探る展開。円キャリートレードの調整も一気に進むのではなく、落ち着いた調整となりそうで、週前半の大きな値動きはこの後落ち着いていくと予想される。
ドル円は145円台から148円にかけての水準をコアとした動きが見込まれる。それほど大きな米指標発表予定もなく、落ち着いた動きが見込まれる。
クロス円も同様の動きか。ユーロ円は161円台半ば手前が少し重くなった印象。160円ちょうどを挟んでのレンジ取引と見ている。
ユーロドルは1.09台前半中心の推移か。
本日予定されているメキシコ中銀金融政策会合は利下げが見込まれている。3月に続く利下げとなる。この後の利下げペースについての姿勢が市場の見通しよりも積極的であればペソ安となる可能性がある。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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