来週のECB理事会、9月の追加利下げに道筋をつける見通し=NY為替
きょうも為替市場はドル売りが優勢となる中、ユーロドルは上値追いが続き、1.09ドルちょうど付近まで上げ幅を伸ばしている。6月初めに上値を拒まれた水準でもあり、突破できれば、3月高値の1.0980ドル、そして心理的節目の1.10ドルが視野に入る。
来週18日にECB理事会が開催されるが、今回は据え置きが確実視されている。しかし、市場では今回の理事会は主に9月の追加利下げへの道筋をつけるものと予想されている。
ECBは6月に利下げを開始し、さらなる措置についてはデータ次第を強調していた。一部からは、四半期ごとの利下げを見込む市場価格は理に適っており、ターミナルレート(最終到達点)は2.50%に近い水準になるとの見方も出ている。
EUR/USD 1.0906 EUR/JPY 172.18 EUR/GBP 0.8397
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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