【海外市場の注目ポイント】ピル英中銀チーフエコノミストの発言など
日本時間午後10時半にピル英中銀(BOE)チーフエコノミスト兼金融政策委員会(MPC)委員が講演する。ピル氏は5月に「金融政策が経済に課している制約を緩和し、利下げを開始できるという自信がますます高まっている」、「経済に新たに大きな混乱がない限り、今後数回の会合で金利の変更を検討することになるだろ」、「夏に利下げを検討する十分な自信が得られると考えるのは不合理ではない」との見解を示していた。ピル氏があらためて利下げに前向きな考えを明らかにするようであれば、ポンドが売られる可能性がある。
また、このあとの海外市場では、その他のBOE関係者や欧米の中銀関係者も発言する。日本時間午後5時には欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁の講演、同午後11時にはグールズビーパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の米下院金融サービス委員会での議会証言、同11日午前0時半にはマン英MPC委員の講演、同11日午前3時半にはボウマン米FRB理事・グールズビー米シカゴ地区連銀総裁の挨拶が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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