修正:英選挙の影響は軽微との見方も 経済指標に関心が向かう=NY為替
きょうのNY為替市場、この日発表の米消費者物価指数(CPI)が2カ月連続でインフレ鈍化傾向を示したことから、為替市場ではドル売りが強まる中、ポンドドルは買い戻しが強まっている。(訂正)
英国では7月4日に総選挙が控えており、市場も行方を注目している。世論調査では野党・労働党の優勢が伝えられており、政権交代が視野に入っているようだ。労働党政権になれば、EUとの関係が再構築されポンドにとって有利との指摘もあれが、エコノミストからはポンドや英国債に与える影響は軽微との見方も出ている。
投資家の関心は、英中銀が利下げに踏み切る可能性がある8月の政策委員会を前にした経済指標に向けられるという。選挙は目先の目くらましにはなるが、影響は最小限にとどまると見ているようだ。また、短期金融市場では8月利下げの確率を50%程度で見ているが、市場は過小評価しているとも述べた。
GBP/USD 1.2846 GBP/JPY 200.14 EUR/GBP 0.8442
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。