【本日の見通し】米雇用統計次第、弱めの数字への警戒目立つ
【本日の見通し】米雇用統計次第、弱めの数字への警戒目立つ
21時半に発表される5月の米雇用統計をにらむ展開。前回はかなりサプライズな弱さとなった。今回は前回並みの数字が見込まれており、9月の利下げ開始に向けた動きが広がると見られる。
ISM製造業景気指数やJOLTS求人件数の弱さもあり、今回の雇用統計は予想を下回る弱さを見せるとの思惑が一部で広がっており、ドル安円高方向が意識されている。ただ、結果次第の面が強く、発表待ちの流れが見込まれる。発表までは様子見ムードが広がる展開か。
ドル円は155円台を中心とした推移で発表を迎えそう。予想前後でも頭が重くなる可能性があり、予想を下回る雇用の伸びや失業率の悪化が見られた場合、ドル円は154円台トライの流れが見込まれる。
ユーロドルは昨日のECB理事会後にややユーロ買いとなった。一時1.09台を付ける動きを見せている。米雇用統計がらみのドル安の動きもあり、しっかりした動きが継続しそう。ただ、こちらも米雇用統計次第の面が強く、発表までの動きは限定的なものとなりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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