円売り継続、ドル円は156円台に上昇 リスク警戒の動き一服=ロンドン為替概況
円売り継続、ドル円は156円台に上昇 リスク警戒の動き一服=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、東京市場からの円売りが継続している。ドル円は東京朝方の154円台からロンドン時間に入ると156.30付近まで高値を伸ばしている。その後も156円付近に高止まりしている。クロス円も同様に上昇。ユーロ円は168円台前半から170円ちょうど近辺まで上伸。ポンド円は197円台後半から199.60台まで買われている。前日は円高の動きが広がったが、きょうは全戻しの状況となっている。東京時間に本邦長期債利回りが1%割れへと低下したことが円売りにつながったほか、インド株などが急反発、欧州株や米株先物もプラス圏で推移するなどリスク警戒の動きが一服したことが背景。円相場主導のなかで、ドルストレートはややドル高の動き。ユーロドルは1.08台後半、ポンドドルは1.27台後半の狭いレンジで上値が重くなっている。カジミール・スロバキア中銀総裁やパネッタ伊中銀総裁は、あすのECB理事会での利下げを肯定する発言内容だったが、特段の反応は見られなかった。
ドル円は156円台前半での取引。東京朝方の154.80付近を安値に、一貫して買われている。ロンドン序盤には156.30近辺まで高値を伸ばした。その後も156円付近に高止まりしている。前日に広がった円高の動きを戻している。
ユーロドルは1.08台後半での取引。1.0862-1.0886の狭いレンジ内で上値重く推移している。ユーロ円はドル円とともに上伸。東京朝方の168.41近辺を安値に買われ、ロンドン序盤には170.00近辺まで高値を伸ばした。その後も169円台後半にとどまっている。対ポンドではややユーロが軟調。特段の材料はみられなかった。
ポンドドルは1.27台後半での取引。1.2765-1.2783レンジと前日NYクローズを挟んだ揉み合い。ポンド円は東京朝方の197.68近辺を安値に買われ、199.63近辺に高値を伸ばした。足元では199円台半ばで推移している。ユーロポンドは0.8520付近から0.8507近辺へと小安い。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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