カナダ、利下げ効果が表れるまで最長3四半期はかかる=NY為替
本日のカナダドルはやや売りが優勢になっており、ドルカナダは1.36ドル台半ばで推移している。一方、カナダ円は底堅い推移が続いており、115円台前半まで買い戻されている。
先週のカナダ消費者物価指数(CPI)の発表を受けてカナダ中銀の利下げ期待が高まっており、6月5日の政策委員会での利下げ期待は65%程度で織り込まれている。確信までは持てないが、可能性は高いと見ている状況。
その利下げについてカナダの大手銀からは、銀行の顧客に利下げの効果が実際に表れるまでには最長3四半期はかかるとの見方が示されていた。カナダ中銀は6月のほか7月にも利下げするという観測も出ているが、6月と7月に利下げしたとしても、実際にそれがカナダの消費者を支援し始めるには恐らく最長3四半期はかかるだろうと述べた。
USD/CAD 1.3643 CAD/JPY 115.15
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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