【本日の見通し】ドル高基調継続へ、介入警戒感と中東情勢重石
【本日の見通し】ドル高基調継続へ、介入警戒感と中東情勢重石
イランは、1日に在シリアのイラン大使館が空爆されたことを受けて、イスラエルに対して13日夜から14日にかけて無人機による空爆を実施。中東情勢の緊迫化警戒による、朝のドル円は先週末終値から若干の円高スタートとなった。
ただ、イランは今回の攻撃で報復が完了と発表。事態の拡大を回避する姿勢を示しており、最悪の状況は避けられるとの思惑が広がっている。状況をかなり慎重に見極める必要があるが、現状では円の急騰などは避けられる見込み。
ドル円はドル高基調の中、上値を意識する展開。介入警戒感があるものの、ドル全面高の展開でドル円が突出して動いているわけではなく、今の動きでは難しいとの見方もある。ただ153円台後半から154円台にかけては介入見込みがこれまで以上に高まる水準だけに、上値追いには少し慎重になりそう。
ドル円は152円台後半から153円台半ばにかけての水準を中心とした推移から次の流れを見極める展開。上値追いのリスクがやや高いか。
ユーロドルは1.06台での推移が中心か。先週末は1.07台から1.06台前半まで下げたが、米国市場に入って下げ渋りを見せた。1.06割れには少し慎重となっている。上値の重さが確認されると、下方向をトライする流れか。
ユーロ円は対ドルでのユーロ安もあって下げてきたが、対ドルでのユーロの下げ渋りが広がると、ドル円の上昇基調を支えに少し反発の可能性。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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