続伸、イランによる報復攻撃を警戒=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=85.43(+0.28 +0.33%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。パレスチナ自治区ガザで武装組織ハマスを支援するイランに対し、イスラエルがシリアのイラン大使館を空爆したことから緊迫感が高まっている。イランはイスラエルへの報復を予告しており、イスラエル国内の戦略的に重要な地域に対する巡航ミサイルやドローンによる攻撃を計画していると伝わった。3日、米中央情報局(CIA)がイスラエルに対してイランが48時間以内に攻撃すると通告したとの報道もある。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことは重し。ただ、ガソリン需要は鮮明に上向いており、ガソリン在庫の取り崩しが続いている。
時間外取引で5月限は堅調。通常取引開始後は86.20ドルまで上値を伸ばし、昨年10月以来の高値を更新。ただ、その後は高値からやや押し戻された。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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