ドル円は151円台で上下動=NY為替序盤
きょうのドル円は151円台での上下動が続いている。先週の日銀決定会合やFOMCといった重要イベントを通過して、ドル円は次の手掛かり材料探しの雰囲気となっている。結局、両イベントを通過してドル円は上値追いの流れに落ち着いている。
ストラテジストからは、両中銀の会合後、ドル円の強気派とキャリー取引を求める勢力が再び戻っており、上値では財務省の介入警戒感はあるものの、キャリーコストの改善なしには、それも持続的なゲーム・チェンジャーになりそうにないとの指摘も出ている。
ハト派的な日銀のマイナス金利解除と、FRBのハト派バイアス維持の組み合わせは、ドル円の下落には不十分だったと指摘。ハト派なFRBのメッセージを検証するには、米経済指標が下向きに転じること、特に今後数カ月間のインフレ指標が低下することが必要だという。
もし、それが達成されないままであれば、FRBのシナリオが再び疑問視され、利回り格差を通じてドル円をさらに押し上げ、155円への押し上げも想定されるとも指摘している。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
25日(月)
現行付近にはなし
USD/JPY 151.17
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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