ドル円は下落、日銀の3月マイナス金利解除観測が強まる=東京為替前場概況
ドル円は下落、日銀の3月マイナス金利解除観測が強まる=東京為替前場概況
東京午前のドル円は下落。トヨタが春季労使交渉(春闘)で4年連続の満額を回答したと伝わったことから、日銀の3月マイナス金利解除観測が強まり、円が買われた。米10年債利回りの低下も重石となり、ドル円は一時147.24付近まで下落した。その後は下げ渋り、147.50台まで戻したものの、戻りは限定的となっている。
きょうは春闘の集中回答日にあたり、複数の企業が満額回答や要求を上回る回答を発表している。前日の一部報道では、平均賃上げ率が昨年の3.8%を大きく上回れば日銀は3月のマイナス金利解除に踏み切る見通しと伝わっており、今後の回答や15日発表の第1回回答集計結果に注目が集まっている。
クロス円もおおむね円高傾向となり、ユーロ円は160.90付近、ポンド円は188.42付近、豪ドル円は97.24付近まで下落した。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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