【海外市場の注目ポイント】２月の米消費者物価指数など

　日本時間午後９時半に２月の米消費者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比３．１％上昇、コアの大方の予想が前年比３．７％上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の３．１％上昇から変わらない一方、コアの前年比の伸びが前月の３．９％上昇から鈍化するとみられている。全米自動車協会（ＡＡＡ）の集計によると、ガソリンの全米平均小売価格は２月に上昇している。こうしたことの影響で２月の米消費者物価指数が予想を上回る結果になるようであれば、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の早期利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
　
　また、このあとの海外市場では、英中銀（ＢＯＥ）関係者が発言することになっている。日本時間午後８時にＢＯＥのマン金融政策委員会（ＭＰＣ）委員の討論会参加、同１３日午前１時１５分にベイリーＢＯＥ総裁の討論会参加が予定されている。
　
MINKABU PRESS