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【本日の見通し】ドル安意識が継続か

為替 

【本日の見通し】ドル安意識が継続か
  
 先週末、注目された米雇用統計は、失業率が予想外の悪化、平均時給も冴えなかった。非農業部門雇用者数は予想を超える伸びとなったが、前回値が大きく下方修正されており、強い数字とはとらえられず。発表後はドル売りが強まる展開となった。パウエル議長の議会証言などから一時より利下げに対する期待が強まる中、年内利下げ開始観測を裏付ける内容という印象が強かった。
  
 利下げのカギを握る物価動向への注目が集まる中、明日の2月米消費者物価指数(CPI)を前にどこまで試せるかは微妙であるが、意識は下方向か。146円台半ば前後を強く意識する展開となりそう。2月米CPIは前年比+3.1%と1月と同水準の伸びが見込まれている。予想を下回り前回よりも弱い伸びを示すともう一段の下げとなりそう。一方前回よりも強く出た場合は、ドルの反発も予想される。ガソリン小売価格が2月は1月から上昇しており、全体を支えると見られるだけに、上下ともに乖離に注意したい。
  
 明日の発表までは動きにくさがある中、今日はどこまで上値が重くなるか。上トライがいったん落ち着いたとの見方が強く、短期筋のポジション調整が続くようだと、147円台半ばが重くなりそう。その場合、再びの下トライが十分にある。
  
 ユーロドルは先週末のドル安局面で1.0980前後まで上昇した。流れはまだ上方向も、高値を付けた後、1.0950前後に落とすなど、上値トライに慎重姿勢が見られる。1.09台での推移を中心に慎重な動きが見込まれる。
  
 ユーロ円はロンドン市場でのドル円の下げに160円台後半を付けた後、ドル主導の展開に落ち着いた動き。ドル円の重さからやや下値リスクも、動きは抑えられそう。
  
MINKABU PRESS 山岡和雅
 


 

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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