アメリカン・イーグルが決算受け上昇 予想上回る見通しを示す=米国株個別
(NY時間13:29)(日本時間03:29)
アメリカン・イーグル<AEO> 23.99(+0.54 +2.28%)
アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。粗利益率も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の売上高、営業利益とも予想を上回る見通しを示した。
同社は声明で「上半期の方が比較しやすいこと、小売カレンダーが変更されること、第4四半期の販売週数が1週少ないことなどの理由から、売上と利益の伸びは上半期に偏ること予想される」と述べていた。
同社はまた、3カ年戦略を発表。「Powering Profitable Growth」と名付けた長期戦略は、26年度末までに売上高57-60億ドル、営業利益率約10%を達成する計画を打ち出した。
アナリストは「第4四半期決算は同社が1月に減速を見なかったことを示唆している。第1四半期ガイダンスは、2月の低迷が一部で報道されたものの勢いは続いていることを示唆した」と述べた。また、「3カ年戦略の財務目標は妥当な水準にある」とも指摘している。
(11-1月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.61ドル(予想:0.50ドル)
・売上高:16.8億ドル(予想:16.6億ドル)
・粗利益率(調整後):37.3%(予想:36.7%)
・在庫:7%増
・店舗数:1182店(予想:1182店)
(2-4月・第1四半期見通し)
・売上高:1桁台半ばの増収(予想:4%増)
・営業利益:6500~7000万ドル
(通期見通し)
・売上高:2~4%増(予想:2%増)
・営業利益:4.45~4.65億ドル(予想:4.09億ドル)
【企業概要】
米国内及び世界で自社の販売店、オンラインサイト、アウトレット店舗、フランチャイズ店舗等を通して、流行に敏感な世代向けにアパレル用品を販売する。紳士・婦人・子供服や、バッグ等のアクセサリー、フレグランス等の高品質な製品を取り扱い、手頃な価格で販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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