ホーム・デポが決算受け軟調 売上高は４四半期、既存店売上高は５四半期連続の減収＝米国株個別

（NY時間10:47）（日本時間00:47）
ホーム・デポ＜HD＞　361.77（-0.58　-0.16%）

　ホームセンター最大手のホーム・デポ＜HD＞が軟調。取引開始前に１１－１月期決算（第４四半期）を発表し、米国での既存店売上高が予想以上の減収となった。売上高と１株利益は予想を上回った。今年度の通期ガイダンスも公表し、既存店売上高は予想外の減収見通しを示した。四半期配当は７．７％増配し、１株２．２５ドルとしている。

　売上高は４四半期、既存店売上高は５四半期連続の減収となり、住宅需要の後退が改めて示された。米住宅ローン金利は２０２３年１０月をピークに低下しているが、米住宅市場への影響が続いていることが示唆されている。

（１１－１月・第４四半期）
・既存店売上高：-3.5％（予想：-3.6％）
　　米国：-4.0％（予想：-3.8％）
・1株利益（調整後）：2.82ドル（予想：2.77ドル）
・売上高：347.9億ドル（予想：346.1億ドル）
・顧客単価：-1.3％（予想：-0.3％）
・商品在庫：209.8億ドル（予想：233.1億ドル）
・取引件数：-1.7％（予想：-3.6％）

（２５年度通期見通し）
・既存店売上高：-約1％（予想：+0.2％）
・売上高：約1％
・営業利益率：14.1％（予想：14.2％）
・１株利益（53週）：約1％

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美