ドル円は一時150円割れ、米CPI後のドル高に対する調整強まる=ロンドン為替概況
ドル円は一時150円割れ、米CPI後のドル高に対する調整強まる=ロンドン為替概況
ドル円は東京市場から見られたドル安円高の流れが強まり、一時150円を割り込んだ。東京午前中に米債利回りの低下をきっかけに150円14銭を付けたドル円は、その後も戻りが鈍く、ドル安基調が継続。東京午後に150円08銭を付けた後、少し戻したが150円20銭台が重くなり、150円割れを付ける展開となった。
ロンドン市場に入って米債利回りの低下が進み、ドル売りとなった。ベンチマークとなる米10年債利回りは4.21%台を付ける場面が見られた。
ユーロドルはドル安の流れを受けて1.0740ドル台を付けた。もっとも値幅自体は限定的。
ユーロ円は一時160円90銭台を付けた。ユーロドルの動きが鈍かった分、ドル円の下げに押された。
ポンドは16時半に発表された英第4四半期GDPが予想を下回る厳しい結果となり、2期連続での前期比マイナスでテクニカルリセッション入りしたことを嫌気した売りが出て、1.2570ドル前後から1.2540ドル台を付けた。その後ドル安の流れにいったん戻すも1.2560ドル前後が重く再び1.2540ドル台を付けている。対円では対ドルでのポンド安とドル円などでの円買いの動きから東京朝の189円20銭台から約1円円高の188円20銭台を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。