ロックウェルが決算受け大幅安 FCFが予想外の赤字=米国株個別
(NY時間13:50)(日本時間03:50)
ロックウェル<ROK> 260.50(-46.72 -15.21%)
産業オートメーションのソリュ―ジョンを提供するロックウェル・オートメーション<ROK>が大幅安。取引開始前に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。そのほか、フリーキャッシュフロー(FCF)が3530万ドルの予想外の赤字となった。市場は3.56億ドルの黒字を見込んでいた。インセンティブ報酬の支払いが増加したことが響いたとしている。
ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しが予想を下回ったほか、売上高見通しも1桁台前半の伸びを見込んだ。
アナリストは「インテリジェント・デバイス部門の不本意な成績が今回の業績悪化に拍車をかけた」と指摘。また別のアナリストは「ディストリビューターの継続的な在庫調整で第1四半期の1株利益が減少したことが通期の1株利益の見通しに圧力をかけている」と述べている。
(10-12月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.04ドル(予想:2.66ドル)
・売上高:20.5億ドル(予想:21.0億ドル)
・既存事業売上高:1%増
・FCF:-3530万ドル(予想:+3.56億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):12.00~13.50ドル(予想:12.87ドル)
・売上高:0.5~6.5%増
・既存事業売上高:2~4%増
【企業概要】
産業オートメーションとDXに特化したソリューションを設計・製造・提供する。ドライブ・高度マテリアルハンドリング・センサー等のインテリジェントデバイス、制御及び視覚化ソフトウェアとハードウェア、ネットワークとセキュリティインフラ、デジタルコンサルティング、受注設計ソリューション等を手掛ける。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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