ユーロ円は200日線を維持 日銀への思惑錯綜 いずれにしろ大した話ではない=NY為替
EUR/JPY 156.10 USD/JPY 142.97 EUR/USD 1.0918
きょうは円安の動きが優勢となる中で、ユーロ円は156円台前半に買い戻されている。200日線が154.35円付近に来ているが、きょうの上げでサポートされている。ただ、反転しそうな雰囲気にはない。
円相場は明日の日銀決定会合への思惑が錯綜している。今回は据え置きが有力視されているが、植田総裁がマイナス金利解除に向けて何らかのヒントを出してくるか注目しているようだ。日銀は賃金に注目しており、一部からは春闘の結果次第で4月以降との見方もあるが、前倒しで1月にも解除を実施してくるとの見方も少なくない。
来年春の春闘も労組側は強気の方針を示しており、昨年並みの高水準に落ち着くのではとの見方も出ている。しかし、春闘はあくまで大企業の話で中小企業ではそうでもないようだ。厚労省の毎月勤労統計調査では名目で2%を下回る上昇率が夏以降続いており、インフレの影響を加味した実質ではマイナスが続いている。米欧と比較しても話にならない。
ただ、消費者物価指数(CPI)が目標の2%を上回る推移が続く中で、短期誘導目標のマイナス金利を続けておく必要もないのかもしれない。
いずれにしても、米欧と比較すれば、大した話ではない。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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