カナダ中銀副総裁 もう少し確認する必要性を強調=NY為替
きょうのドルカナダは上に往って来いの展開が見られている。NY時間の午後に入って次第にドル売りが優勢となっており、ドルカナダは序盤の上げを失っている。現在は1.35ドル台後半で推移しており、100日線が控える1.3580ドルが意識される。一方、本日は円が急伸しており、カナダ円も瞬間的に104円台前半まで急落。200日線を瞬間的に割り込む場面も見られた。
前日はカナダ中銀が政策委員会の結果を発表し、予想通りに金利を据え置いた。ただ、声明では追加利上げの可能性を示す文言を残し、追加利下げを期待させるようなハト派な姿勢は示さなかった。きょうはグラベル・カナダ中銀副総裁の発言が伝わり、「インフレが2%への持続的な道筋を確認する必要がある」との認識を示していた。10月のカナダ消費者物価指数(CPI)の改善はあくまで単月の数字であり、もう少し確認する必要性を強調している。
USD/CAD 1.3591 CAD/JPY 105.55
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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