前日のドル買いの調整が目立つ展開=東京為替概況
前日のドル買いの調整が目立つ展開=東京為替概況
ドル円は日替わりでの上下が見られる。昨日の海外市場では米早期利下げ期待を受けた直近のドル安に対する調整が世界的に広がり、ドル円は147円40銭台まで上昇した。147円20銭台で東京朝を迎えると、いったん147円38銭まで上値を伸ばしたが、その後はややドル売りが優勢となり、午前中に146円98銭と147円を割り込む動きを見せた。
その後はいったん147円20銭台まで上昇したが、米10年債利回りが4.26%台から4.23%台に低下したことなどが材料となり、午後も147円00銭台を付けている。
ユーロドルは午前のドル安局面で1.0831前後から1.0846まで上昇。午後に1.0847を付けるなど、少しユーロ高ドル安。もっとも朝からの値幅は15ポイントにとどまっている。
ユーロ円は午前中に振幅。159円40銭前後から159円71銭を付けたが、昼前に朝の水準に戻した。午後は159円50銭前後での推移となっている。
12時半の豪中銀金融政策会合は市場予想通り2会合振りの金利据え置きとなった。今後の引き締めについては前回声明で見られたデータとリスクの評価次第という表現を踏襲。前回会合での利上げで豪州の利上げサイクルは打ち止めとの見方を支える形となり、豪ドル売りが広がった。先週NZ中銀が追加利上げに対する比較的強い姿勢を示したこともあって、警戒感が出ていた分動きが見られ、0.6600ドル台から0.6572を付けている。
豪ドル円も97円10銭台から96円70銭台を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。