続落、来年の景気悪化や需要下振れリスクが重し=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=75.33(-2.04 -2.64%)
ニューヨーク原油は続落。来年以降の世界的な景気悪化や需要下振れを先取りした売りが続いた。7-9月期に国内総生産(GDP)が縮小したユーロ圏は年内にもリセッション入りするとみられているほか、来年にかけて米国や中国など石油の消費大国も減速していくリスクが意識されている。9月のユーロ圏小売売上高は前年比2.9%減となり、12ヶ月連続の前年割れとなった。主要国のインフレ率は抑制される傾向にあるが、金融引き締めで消費が圧迫されている。
時間外取引で12月限は前日終値付近で下げ渋る場面はあったが、通常取引にかけて売りが優勢となった。一時74.91ドルまで下落し、中心限月として7月以来の安値を更新した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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