アジア株は総じて上昇 韓国株は急騰、来年6月末まで空売り禁止 コスダック指数は一時サイドカー発動
アジア株は総じて上昇 韓国株は急騰、来年6月末まで空売り禁止 コスダック指数は一時サイドカー発動
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 17963.06(+298.94 +1.69%)
中国上海総合指数 3041.16(+10.36 +0.34%)
台湾加権指数 16650.64(+142.99 +0.87%)
韓国総合株価指数 2453.84(+85.50 +3.61%)
韓国コスダック指数 824.87(+42.82 +5.46%)
豪ASX200指数 7002.20(+24.00 +0.34%)
アジア株は総じて上昇、前週末の米株高を受け買い優勢で始まった。FOMCでパウエルFRB議長がハト派寄りだったこと、米雇用者数の伸び鈍化・失業率悪化などを受け、米利上げサイクル終了との見方が一段と強まっている。
香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策をFRBに連動させている。そのため、米利上げ終了ならば香港も金利引き上げを終了する。香港市場では美団やJDドットコムなどハイテク関連が総じて上昇。医療品や保険、証券、不動産、消費者サービス関連も軒並み上昇している。
韓国株は急騰、韓国金融委員会がきょうから来年6月末まで空売りを禁止すると発表した。
市場混乱のさなか大規模な空売りと違法行為が見られたと指摘。違法な空売りが価格形成を損ない、市場の信頼を損なう深刻な状況だと説明した。ただ、一部では金融危機など大きなショックが存在しない中での空売り禁止は「異例」で「不当」だと指摘する声も聞かれる。
消費者サービスやハイテク、銀行、観光・旅行、エネルギー関連など幅広い銘柄が上昇している。最も空売りされている原材料メーカーのSKCは11%急騰している。ハイテク関連中心のコスダック指数は5%を超える上昇。一時、5分間停止のサイドカーが発動したが、取引再開後も上昇し続けている。
豪州株は上昇も上値は重い。原油価格の下げを受け、素材とエネルギー関連が総じて下落している。
また、あすの豪中銀理事会への警戒感も高まっている。予想上回るCPIと小売売上高、ブロック総裁のタカ派姿勢維持を受け、4.10%から4.35%への利上げが予想されている。
ウェストパック銀行は3.4%高。9月期決算が26%の増益となったことや、15億豪ドルの自社株買いを発表したことが材料視されている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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