アジア株 上海株は後場一段高、人民銀が元安阻止強化 「投機に断固として終止符打つ」と表明
アジア株 上海株は後場一段高、人民銀が元安阻止強化 「投機に断固として終止符打つ」と表明
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 18015.90(-186.17 -1.02%)
中国上海総合指数 3146.43(+29.99 +1.01%)
台湾加権指数 16450.58(-125.44 -0.76%)
韓国総合株価指数 2554.55(+6.87 +0.27%)
豪ASX200指数 7171.50(+14.81 +0.21%)
インドSENSEX30種 66933.06(+334.15 +0.50%)
アジア株はまちまち。
上海株は後場一段高、人民銀行の元安阻止強化を受け人民元が対ドルで大幅上昇している。人民銀は11日、北京市で外国為替メカニズムに関する会合を開催した。会合では最近の外国為替の動きと人民元レートについて議論。人民銀は「投機に断固として終止符を打つ」と表明した。
また、最近の中国指標を受け最悪期は脱したとの見方が広がっている。9日に発表された中国8月の消費者物価指数は前年比+0.1%とかろうじてプラスを回復、生産者物価指数は-3.0%と前回の-4.4%から低下幅が縮小した。
もっとも不動産不況や消費低迷など懸念材料は多く、本格的な景気回復には時間がかかると思われる。また、半導体を巡り米中対立激化懸念が再燃していることも投資家心理を悪化させており、株価はこのまま上昇し続ける可能性は低い。
臨時休場明けの香港株は1.02%安、元安一服が好感されており後場に入り急速に下げを縮めている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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