ポンドドルは方向感のない展開 金利差だけでは支え切れなくなる=NY為替
きょうのポンドドルは1.27ドル台で上下動しており、方向感のない展開が続いている。21日線の下での推移となっているものの、100日線はしかりと維持されており、ユーロよりは強い動きを維持している。
7月中旬以降、ポンドドルは伸び悩む展開を続けているものの、ポンドはまだG10通貨の中では今年のトップパフォマーとなっている。対ドルでも年初来で5.6%のリターンを記録。しかし、英経済が不振に陥っていることを考えれば、これは驚くべきことで、英中銀の想定以上の利上げ及びその期待がポンドを支えている。現在でも次回9月の英中銀金融政策委員会(MPC)での利上げがほぼ確実視されており、短期金融市場では、来年3月までに政策金利が6.00%まで上昇して、ターミナルレート(最終到達点)を迎えると予想されている。
ただ、近いうちに金利差だけでは通貨を支え切れなくなる転換点が来る。ポンドがアウトパフォームを持続させるには、強い英経済が背景になければならないが、英GDPは横ばいにあり、ポンドはユーロなど景気低迷が警戒される通貨には持ち堪えるかもしれないが、ドルや、底堅い経済を背景とする通貨には不安定に見えるという。それには円も含まれている。
GBP/USD 1.2747 GBP/JPY 186.37 EUR/GBP 0.8547
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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